4月24日(月)の午後4時頃、京都府舞鶴市朝来西町の路上で、帰宅中の小学生が人の指が落ちているのを発見しました。
小学生は帰宅後に母親に相談し、母親が警察に連絡したようです。
25日(火)になり、落ちていた指は舞鶴市に住む、60代配達員の男性のものであると判明しました。
なぜこのような事態が起きたのでしょうか。
今回はこちらのニュースの概要や、発見現場、世間の声を調査しました。
ニュースの概要
出典:https://news.yahoo.co.jp
4月24日夕方、京都府舞鶴市の路上で、人の指の先端が見つかりましたが、その後、指の先端部分は京都府舞鶴市に住む配達員の60代の男性のものであると判明しました。 24日午後4時14分ごろ、舞鶴市朝来西町の路上で、帰宅中の小学生が道路上で指の一部を発見したということです。 小学生はその後母親に相談し、母親から「人の指が落ちている」と警察署へ電話があったということです。 発見されたのは爪が付いた状態の指の第一関節部分の約2cmで、男性のものとみられています。切断面は刃物で切られた形跡はなく、腐敗はしていないということです。 当初、周辺で血痕は確認されていないということでしたが、25日午後になり現場付近に「血痕がある」という通報があり、周辺で防犯カメラの捜査を行ったところ、舞鶴市に住む60代の配達員の男性が浮上したということです。 警察が男性に話を聞いたところ、男性は配達作業中で「配達中にスライドドアに挟んでケガをしたが、配達を続けた」と話していて、その後も医療機関には行っていないということです。 警察は事件性はないと判断しました。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/f81783eb3c06092258d339bc5b089b3263dc6650
4月24日の午後4時すぎ、京都府舞鶴市朝来西町で自転車で帰宅中の小学生が、人の指の先端が道路上に落ちているのを発見しました。
人の指の先端を発見した小学生は、帰宅後「人の指が落ちている」と母親に話し、その後母親が警察に連絡をしたようです。
24日の夕方、通報を受けた警察が鑑定した結果、落ちていたのは手の指の先端部分にあたるおよそ2センチで、男性のものと判断されました。
当時現場周辺で血痕は確認されておらず、指にほぼ血はついていなかったということで、警察が身元の確認を進めていました。
25日の午後になり、現場付近に血痕があると通報を受けた警察が、現場周辺の防犯カメラの捜査などを進めたところ、この指は舞鶴市に住む60代配達員の男性のものであることがわかりました。
今回の件で事件性は認められていません。
なぜ指が落ちていた?
出典:https://news.yahoo.co.jp
落ちていた指の先端は同じ市内に住む、60代配達員の男性のものだとわかったものの、なぜこのような事態に発展したのでしょうか?
警察が男性に話を聞いたところ、男性は当時配達作業中にスライドドアに指を挟んで、指をケガをしたがそのまま配達を続けたとの趣旨を話したようです。
男性はその後も、医療機関などには行っていないと話しており、とても心配になってしまうニュースですね。
また車のスライドドアに指を挟み、指を切断したにも関わらず、配達を続けたこちらの男性の精神力にびっくりしてしまします。
事故発生現場
出典:https://news.yahoo.co.jp
現場は住宅街の一角と言った印象を受けます。
京都府舞鶴市朝来西町は川が近くにあり、のどかそうな土地です。
このような土地に突如、人の指が道路に落ちていたら、とてもびっくりしますし怖くなってしまいますよね。
配達員ってブラック?

世間の声や、実際に配達の仕事をされていた方などの意見を見ると、配達員と言う職業は現在ブラックと言われることも多いのかもしれません。
現代ではとても便利な世の中になり、家にいながらすぐに食事が届いたり、買い物したものが次の日には届いたりします。
しかしその便利さの裏では、とても大変な思いをしながら配達をしてくれている方達が、たくさんいると言うことを実感しますね。
車のスライドドアって危険なの?

スライドドアを開閉する時は、手や指の
はさみ込みや引き込まれなど十分ご注意ください。スライドドアの開閉時に注意をおこたると、手や指などをはさみ込むなど、重大な事故につながるおそれがあります。開閉時はスライドドアのまわりの安全を確認して、大人が操作してください。
出典:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/
実際に自動車メーカーのサイトにもスライドドアの危険性について書かれていました。
最近の車は性能が上がってきているので、人が扉に手を挟まないような安全装置などがついているものが増えていますが、やはり注意は必要なんですね。
また配達用などで使用される大きめの車は、スライドドアが重かったり、昔の使用で安全装置などが付いていなかったりするのかもしれません。
子供に限らず大人も、車の乗り降りの際は気をつけたいですね。
世間の声
そんな大怪我をしたのにそのまま仕事をしなきゃいけない状況が怖い。 普通指が取れちゃったら救急車呼ぶレベルじゃないの? 即病院行けばくっつくかもしれないのに。
これは労働災害。会社側の体制にもメスを入れるべき。 何か配達に支障があるような出来事があったときに配達員を責めるようなことが日常的にあったのかどうか。罰金などの罰があったのかどうか。 これは見直される案件だし、こんな重症者を働かせるようなマインドの会社なのかを調査しなければならない。 結果的にホワイトな企業だとしても、従業員教育についても調査した方がいい。お客様の品物に血がつく可能性がある状態で配達を続行した、これは衛生教育に不備があるように思う。たとえばノロウイルスに感染してても配達をしていたのか、その認識がない中で配達をしていたのならこれもまた問題。
この事実を知って、切ない気持ちになりました。 ここまでの大怪我をしたにも関わらず、仕事を優先的に考えて働き続けた彼の姿を想像すると悲しいですね。 この事故の背景には、今の日本社会の問題点が幾つか見えてくる気がします。配達業界の人員不足や、「仕事を最後までやり遂げないとクビになる」プレッシャーと恐怖。特にこの方の場合は60代ということもあって、仕事へのプレッシャーが大きかったのではないかと勝手に予想してます。 指を切断されたくらいだから、痛みも酷かったでしょ。これからはそこまで無理をせずに頑張って欲しいです。
配送車のスライドドアは手動のものが殆どで、それなりに勢いをつけないときちんと閉まりません。 そこに指を置いたまま思い切りドアを閉めるとなると今回のような事故に繋がりますね。 また、背後要因として配送件数が多く焦っていたのかもしれません。 私は鉄道の乗務員をしていますが、労働災害で1番多いのが乗務員室扉の指詰めです。 指詰めを防止するため、ドアの縁に手を置かない、片手で閉める、閉め切る前に一旦止める等の事項が詳細にマニュアル化されています。 配送業界でも、このての労働災害予防のマニュアルは存在すると思います。 焦る時こそマニュアル通りに。気をつけなくてはなりませんね。
美談にしたくないですしその判断させたキャパオーバーの環境を改善しなきゃまずいでしょ。受け取る側としても考えたい問題。こんなに悲しくなる話はなかなかないですよ。 営業所で受け取るのがとても楽なので元からそうしてますが配達員への負担を減らしたいですね。匿名配送時が厄介ですが⋯。 ここまではないでしょうけど無理を通してる人は多そうです。こちら側から良くないと言うべきかな。罪悪感を持ってしまう。
まとめ
今回の事故に関して、配達員の男性を心配する声が多く見られました。
実際に指が切断されてもすぐに医療機関へ行くこともなく、仕事を継続していたと言うのはとても心配ですよね。
今後同じようなことが違う場所でも起こらないように、色々な状況や環境が変わっていくと良いですね。
その他車での事件・事故の記事はこちら。
